美デ科作品集_2022
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 本年度も「美デ科創作集」を皆様にお届けすることができますことに、生徒・教職員一同を代表して御礼申し上げます。 この美デ科創作集は、毎年恒例の「駿台甲府高校美術デザイン科展」に出品した作品を中心に収録したものです。開催場所であります県立美術館の都合により今年度は、1月5日から10日まで6日間の開催となりました。いまだ出口の見えない新型コロナウイルスの感染症の影響により皆様に御来場いただけないかと危惧致しましたが、1,800名を超える皆様に来場いただき過去最高の動員となりました。年始の忙しいなか、ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。 デジタルアートが定着し、生徒たちは多種多様な作品制作に取り組んでいます。近年、年毎に美術デザイン科の志願者が増加し、時代のニーズを実感しています。生徒たちの学習環境の整備をより一層進めていくと同時に、美術専科教員を中心としてコンクールや展覧会はもとより、社会貢献にも取り組んでいきたいと考えています。長年に渡って取り組んできた伝統ある絵画力の向上が学びの原点となっていることは変わりありませんが、新たな事に自ら挑戦していく姿勢を身に着けることが大切です。2年に及ぶコロナウイルス感染拡大により生徒たちは様々な制約を受けながら作品制作に取り組んでくれました。この時代を経験したことを作品として表現し、次の時代に繋いでくれることを祈っています。 最後に、駿台甲府高校美術デザイン科は、日本でも数少ない美術系の専門学科です。生徒たちの作品が年々進化を遂げています。校訓であります「チャレンジングスピリット」のもと、さらなる発展を目指します。この冊子を発刊する目的は、生徒たちの成果を、記録として残すという意味があります。記憶は消えていきますが、記録はいつまでも残るものです。さらには、絵画やイラスト・デザインなどに興味を持つ児童・生徒の皆さんに、本校美術デザイン科を少しでも知ってもらう作品集としての使命も持っております。 今後とも、駿台甲府高等学校美術デザイン科に熱い視線を向けていただけたら幸いです。令和4年3月校長 八田 政久Creative collection of Sundai kofu high school fine-arts and design course.令和3年度美デ科創作集の発刊に寄せて

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