2022_美デ科創作集
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 本年度も「美デ科創作集」を皆様にお届けすることができますことに、生徒・教職員一同を代表して御礼申し上げます。 この美デ科創作集は、毎年恒例の「駿台甲府高校美術デザイン科展」に出品した作品を中心に収録したものです。開催場所であります県立美術館の都合により今年度は、1月5日から9日まで5日間の開催となりました。開催期間が例年になく短期間となってしまいましたが、1,400名の皆様に来場いただきました。皆様には年始の忙しいなか、ご来場と同時にコンクールに投票していただき心から感謝申し上げます。 近年、美術デザイン科の志願者が増加し、現1年生は2クラスとなりました。学園としても時代のニーズを検討し、昨年夏に定員を1学年40名から60名に増員する申請を県に提出し、認可を得る事が出来ました。生徒たちの学習環境の整備をより一層進めていくと同時に、美術専科教員を中心としてコンクールや展覧会はもとより、社会貢献にも取り組んでいく所存です。生徒数が過去最高になり、展示作品を精選せざるを得なくなりました。コロナウイルス感染拡大が収まらないなか、生徒たちは様々な制約を受けながら一生懸命作品制作に取り組んでくれました。この1年間で作成したすべての作品を展示したかったのですが、展示スペースの都合もあり生徒諸君には申し訳ない気持ちで一杯です。コンクールにおいては、時代の流れもありますが、例年以上にデジタル系の作品が増えていた感があります。1年次に培った基礎力を生かして、学年が進むにつれて例年以上の力作が見られたことはうれしい限りです。 最後に、駿台甲府高校美術デザイン科は、日本でも数少ない美術系の専門学科です。生徒たちの作品が年々進化を遂げています。校訓であります「チャレンジングスピリット」のもと、さらなる発展を目指します。この冊子を発刊する目的は、生徒たちの成果を、記録として残すという意味があります。記憶は消えていきますが、記録はいつまでも残るものです。さらには、絵画やイラスト・デザインなどに興味を持つ児童・生徒の皆さんに、本校美術デザイン科を少しでも知ってもらう作品集としての使命も持っております。 今後とも、駿台甲府高等学校美術デザイン科に熱い視線を向けていただけたら幸いです。令和5年3月校長 八田 政久Creative collection of Sundai kofu high school fine-arts and design course.令和4年度美デ科創作集の発刊に寄せて

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