美デ科創作集令和5年度 ebook
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 本年度も「美デ科創作集」を皆様にお届けすることができますことに、生徒・教職員一同を代表して御礼申し上げます。 この美デ科創作集は、毎年恒例の「駿台甲府高校美術デザイン科展」に出品した作品を中心に収録したものです。開催場所であります県立美術館の都合により今年度は、12月24日と1月2日から7日までの計7日間開催となりました。開催期間が昨年度より長くなったことと、年始の休日も開催日となり過去最高の2,500名の皆様に来場いただきました。皆様にはお忙しいなか、ご来場と同時にコンクールに投票していただき心から感謝申し上げます。 美術デザイン科の志願者が年々増加しております。現1,2年生は2クラスとなりました。「第一志望の生徒を少しでも多く受け入れたい。」という想いから県に申請し、2年前に定員を40名から60名と増員しました。令和6年度には3学年すべてが2クラス編成となり、さらに活気に満ちてくることと確信しております。学校として、生徒たちの学習環境整備をさらに進めていくと同時に、美術専科教員を中心としてコンクールや展覧会はもとより、社会貢献にも今まで以上に取り組んでいく所存です。生徒数が過去最高に達することに伴い、展示スペースにも限界が来ております。次年度は展示スペースを増やす事が出来るか、関係各機関と折衝して参ります。生徒たちは、限られた時間を大切にしながら作品制作に取り組んでいます。本年度に作成したすべての作品を展示したかったのですが、展示スペースの都合もあり生徒諸君には申し訳ない気持ちで一杯です。最後の1クラス編成となった3年生が繋いでくれた伝統を1,2年生が受け継ぎ、新しい美術デザイン科展へと発展させてくれることを期待しています。例年以上の力作が数多く展示できたことはうれしい限りです。ページをめくりながら、生徒一人一人のメッセージを受け取って頂けたら幸いです。 最後に、駿台甲府高校美術デザイン科は、全国でも数少ない美術系の専門学科です。生徒たちの作品が年々進化を遂げています。校訓であります「チャレンジングスピリット」のもと、さらなる発展を目指します。この冊子を発刊する目的は、生徒たちの成果を、記録として残すという意味があります。記憶は消えていきますが、記録はいつまでも残るものです。さらには、絵画やイラスト・デザインなどに興味を持つ児童・生徒の皆さんに、本校美術デザイン科を少しでも知ってもらう作品集としての使命も持っております。令和6年3月校長 八田 政久Creative collection of Sundai Kofu High School Fine-Arts and Design Course.令和5年度美デ科創作集の発刊に寄せて

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