12月12日（月）２年生の午後の授業は、「天文特別授業」でした。
これは、講師に駿台甲府中学１期生の卒業生で、現在八ヶ岳ロイヤルホテルの天文担当をなさっている羽中田健吾先生をお招きし、天文学に関する様々なお話を聞かせていただくという企画です。理科では地学分野で天文について学びますが、教科書で扱っていない深いところを聞かせていただける機会で生徒たちも楽しみにしていました。自主的に集まった生徒で実行委員が形成され、司会から進行運営に至るすべてを生徒が受け持って実施されました。
羽中田先生のお話は、星座や惑星などの基本的なところから、天文学の歴史や山梨で見ることが出来る彗星観測の石碑の話、藤原定家の『明月記』に書かれた「かに星雲」の観察など多岐に及びました。「はやぶさ」の話や太陽系外の銀河の話など、ビジュアル教材を駆使してわかりやすくお話しして下さったところに興味を覚えた生徒がたくさんいました。講演後の質疑応答でもたくさんの生徒から積極的に質問が出ました。最後の感想発表では、「今後の理科の天文授業に活かしたい」という前向きな感想があり、大変有意義な授業となりました。