ひろしま総文 器楽・管弦楽部門

管弦楽部は、広島県呉市で行われた、第40回全国高等学校総合文化祭、器楽・管弦楽部門に参加してきました。何よりうれしかったのは、部員全員の夢が叶い、全国の舞台で最高の演奏ができたことです。参加した46都道府県の中で、少ない方から3番目という小規模の演奏でしたが、二名の審査の先生方から、驚くような、高い評価を頂くことができました。頂いた講評の一部です。

松浦修先生の講評(抜粋)

「今回の大会で一番驚きました。なんという質の高さ。弦楽器全員の音が本当に美しくて、これぞ弦楽器というsoundを持っています。本当によく作品と向き合ってこられましたね。soloのお二人、間違いなく才能をお持ちです。そして全体のアンサンブルも特筆すべきレベルです。和音のハモリの透明度、主旋律に対する伴奏のバランスと距離感の取り方、通奏低音の安定感と音程の良さ、すべてが、今回の大会で特筆すべき演奏でした。本当にすばらしかったです。」

井上泰信先生の講評(抜粋)

「レヴェルの高さに圧倒されました。決してsoloだけでなく、バックの演奏のレヴェルが高いことが素晴らしいです。洗練されたヴィブラートや徹底された音量コントロール、完璧です。技術偏重にならず、ハーモニー、Cantabile 共にしっかりと作り上げられています。solo2人の音がホール2Fまで伸びやかに鳴り響きます! Bravo! 何より音楽的です。」

部員の中には、高校からヴァイオリンを始めた者もいますが、部内で、全員のレベルを考え、頑張って到達できるギリギリの難度の曲を選びました。ヴィオラがいないので、パート譜をヴァイオリン用に書き換えたのも部員の力によるものです。ピアノではなく、チェンバロの音が欲しかったので、そこもこだわって、大会本部に相談し、現地の高校から、シンセサイザーをお借りして演奏しました。初めての参加で、何もかもが手探り、手作りの演奏でした。6月にはプロの演奏家であるマヤ・フレーザーさん(フレーザー先生のお嬢様)の指導を受けることができ、また、校長先生を始め、教職員の方々には演奏を聴いて頂き、同窓会からは、お祝いや励ましのお言葉を頂戴しました。

本番は今までで一番の演奏ができました。4ヶ月という練習期間の短さを克服し、部員全員で誰一人欠けることなく大会に臨み、納得の行く演奏をすることができました。

校長先生を始め、教職員の方々や在校生、同窓会の多くの方々のご支援のおかげで、ここまで頑張ることができました。現地の運営の方々も温かいご配慮を下さり、その上、演奏後、信じられないお褒めの言葉まで頂戴して、最高の思い出になりました。多くの方々に感謝し、これからもみんなで管弦楽を楽しみたいと思います。

ご声援、ありがとうございました。

<演奏曲>

ヴィヴァルディ 調和の霊感 作品3 協奏曲第2番ト短調 第2~4楽章

モーツァルト  教会ソナタ第8番イ長調

 

<管弦楽部員>  [ 顧問 上原雅志 ]

青山舞 (Vn 3年生部長)      進藤安季(Vn 3年生)     樋口友咲(Vn 3年生)

岡藤弘実(Vn 3年生)    石原愛里(Vc 2年生)       駒井優樹(Vc 2年生)

戸澤優芽(Vn 1年生)    松田顕汰(Vn 1年生)     荻野理花(Vn 1年生)

根津もか(Cemb 1年生)


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