霜栄先生特別講演会が行われました

11月19日(月)、駿台文庫株式会社の創立50周年を記念して、駿台予備学校現代文科の講師で、『生きる 漢字・語彙力』など多数の参考書・問題集を執筆されている霜栄(しも さかえ)先生をお招きし、本校生徒のための特別講演会が行われました。当日は300名を超える生徒・教職員が聴講し、本館ホールは熱気に包まれました。

全体に向けた講演会では、「言葉は世界を見る窓」をキーワードに、「言葉」が示す世界は虚構に過ぎない、しかしながら我々はその虚構性の中でしか自身の人生(物語)を生きてゆくしかない、だからこそたくさんの言葉に触れ、たくさんの言葉を知り、他者との関係性を築いていくことが求められる、というお話をいただきました。
 お話のアプローチは多岐にわたり、漢字の成り立ち、歴史学、哲学、近代科学など、非常にたくさんの話題を縦横無尽に行き来する先生のお話に、身を乗り出して聴き入る生徒も見られました。

講演の後半では、受験を控えた3年生がホールに残り、特別に激励のメッセージをいただくこともできました。先生からは、「人間に求められる『客観(見いだす力)』、『論理(見比べる力)』、『構造(見渡す力)』、の3つの思考力を鍛え、学習につなげていこう」「葛藤や誘惑が多いこの時期、いちばんつらいかもしれないが、受験を勝ち抜いて、今後の人生を、世界を変えるという、『いちばん大きな誘惑』に向かって進んでいってほしい」「『第一志望校に合格する』という明確なゴールを設定し、そのために何が必要なのかを逆算して、今すべきことを決めていこう」など、大学受験のみならず、その後の人生においても求められる考え方について、アドバイスを頂戴することができました。

霜先生、ありがとうございました。


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