図書室キャンペーン「6月7月多読者表彰」

4月から始まった、多読者表彰は今回が2回目となりました。中学校では2年の原田一華さんが38冊、高校では前回に引き続き1年の太田紬木さんが30冊で多読者になりました。中学生の原田さんは、クラスでも読書をする生徒が多く、前回多読者賞をとった雨宮さんに勝ちたいと、週に何回も本を借りてくれました。

今回表彰されたお二人に読書に関してのお話を伺いました。
○原田さん
一番印象に残った本は「京都寺町三条のホームズシリーズ」です。原田さんいわく、「久々にはまった本だった」とおっしゃっていました。シリーズものですので、現在12巻までありますが、夏休みの貸出を利用して、一気に読んでしまったそうです。原田さんは電車通学のため通学時間が長いので、通学時間を利用して本を読んで、時間を有効に使っているそうです。好きな本のジャンルは特になく、いろいろなジャンルを試しているそうで、本の貸出にもそれが表れていました。

○太田さん
太田さんにとって読書とは「自然なこと」だそうです。本が鞄に入っていないと落ち着きません。ついつい鞄が重くなるのは読書好きの共通問題です。図書室に置いて欲しい本は、疲れた時、落ち込んだ時に軽く読める小説とのこと。文豪の作品でも、文庫で表紙がきれいなものを読んでみたいとのことです。太田さんは日常の生活の中に読書が自然に組み込まれているタイプのようです。今まであまり手をつけなかった分野で興味のある本はあるか聞いたところ、「大人の読む実用書」との答えが返ってきました。今後の選書に役立てたいと思います。

中学生や高校1年生の貸出は比較的多いのですが、高校2・3年生の貸出が少ない状況です。学年が上がるほど忙しくなり読書から離れがちですが、本を読むことは知識や語彙の貯金にもなります。また、本校の図書室には疲れたとき、落ち込んだとき、リラックスしたいとき読める本もそろえてあります。ぜひ、図書室に足を運んで、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
(お二人へのインタビューは中高図書室司書中村先生が担当しました)


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