【2学年】ヒューマニティーズフィールド特別講義

10月1日(土)、CF(コース・フィールド)「ヒューマニティーズフィールド」のプログラムとして、講師の東福寺一郎先生をお迎えし、心理学の講演会を開催しました。参加者は2学年のヒューマニティーズフィールド選択生徒です。事前に生徒たちから、心理学について知りたいことがいくつか質問として挙がっており、まずはその内容に回答をいただいてからのスタートです。その後は、「心理学とは?」ということで、心理学の概要やその学問の在り方についてお話を伺いました。その他にも、記憶に関するお話や、印象に関するお話など多くのことをお話しいただきました。お話と併せて、生徒たちは、記憶に関する実験を行ったり、人のイメージ構造の実験をしたり、体験を通しながら、多くのことたっぷり90分間、しっかり学びました。

人のイメージ構造の実験では、A・B、2つのグループに分かれ、架空の人物のプロフィール(「強い」、「正直な」など)を20ほど画面で確認しますが、最後の1つだけAとBで正反対のプロフィールを見た時、その人物の全体の印象はどうなるか、を確かめました。AもBもほとんど同じ情報を見ているのですが、たった1つの異なる情報のために、全体像が劇的に変わってしまう現象に、生徒の多くが驚いていました。

講義を受けた生徒たちからは、「記憶の仕組みをもっと学べば、学習に活かせるだろうか?」「心理学って占いや暗示みたいなものだと思っていたけれど、実験からデータをとったり、そのデータを分析することで成り立つものだと気づいた」等の感想が寄せられ、心理学に興味を持つ生徒が多数いました。生徒たちには、高校の教科書ではなかなか勉強できないことを学ぶ機会をつくることで、広い視野を持ち、自分の興味のあること、学びたいと思うこと、自分の中の様々な芽を、発見していって欲しいと思います。また、広い視野から物事を考えられるようになって欲しいと思います。東福寺先生、ご講演ありがとうございました。

 

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