6年生 国語 「狂言ワークショップ」振り返り

12月12日(木) 昨日6年生は、「狂言」を見るために、県民文化ホールに行ってきました。小学生に日本の伝統文化に触れてもらい、文化への関心や本物を見る目を養うことを目的として、甲府開府500年記念事業の一つとして開催された「狂言ワークショップ」に参加しました。国語の授業で学習した狂言「柿山伏」を実際に見られると子ども達はとても楽しみにしていました。

ワークショップは、「柿山伏」を見るだけではなく、「狂言の歴史」や「能舞台の構造」、「狂言体験」など、内容が盛りだくさんで、子ども達は大変有意義な時間を過ごせたようです。舞台に設置された松には、遠近感を出す役割があったり、役者が舞台を一周したら場面が変わることを表したり、狂言には小道具がないため観客が想像して見て楽しんだりすることなど、狂言の基本を教えてもらいましたが、教えてくださった役者さんの歯切れのよい話し方に、子ども達は引き込まれながら、食い入るように話を聞いていました。上演された「柿山伏」は、教科書の内容と少し違いがあったものの、実際に見る役者の演技も面白く、声を出して笑って楽しんでいました。狂言体験では、舞台に本校の代表児童が足袋を履いて登り、多くの児童の前で緊張しながらも堂々と声を出していました。
今日は、昨日の振り返りとして、狂言師の声の出し方や、所作を実演しました。さらに、これまでに学習した古くから伝えられてきたものの復習をし、伝えられてきた時代にも考えを深めました。次に伝えていくのは自分たちの番だという気持ちや、何を伝えていきたいかという考えも出ました。卒業を前に、まずは、駿小の後輩たちに何を伝えたいのかを考えていきたいです。


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